観戦記その370

2006Jリーグヤマザキナビスコカップ予選Aグループ第6日
埼玉スタジアム2002
浦和レッドダイヤモンズvs横浜F・マリノス

浦和レッズとは、一週間前に試合をしたばかり。攻めつつも勝ちきれない現状の戦力だが、そう何度も負けるわけにはいかない。
今日勝てば、あわよくば1位通過、得失点で及ばずとも予選通過が決まる。予選落ちするとしたら、負けた上で他のグループ2位がそれぞれマリノスより良い成績になった場合のみ。
引き分けでも決定はするが、やるからには勝たなければいけない!今日負けたら、今季浦和への負け越しが決定的になる。

12時19分ごろ、浦和美園駅に到着。
駅を出れば、日差しが強い!たまらずつばのついた帽子を出し、着用。
今日は暑くなるのかな。2003年の9月みたいに、飲み物が完売するというのだけは勘弁してほしいが。

スタジアム内だと買える保障がないので、スタジアム外のテントで販売されていたマッチデープログラムを購入。200円。
表紙は誰だ〜?14番だから、平川忠亮か。

入場する時にマッチデーカードがもらえたらしいが、自分はもらえず。
どうせいらないだろうというのか、ビジターサポーターからカードを集めているらしき人がいて、「カードもらいませんでしたかー?」と聞かれた。
ぜひとも記念にいただきたかったんですけど(-_-;)。
大半の人はいらないのだと思うが、自分の場合は記念にしたいと思う。勝てばカードを見たときに思い出してほくそ笑めるし、負ければ悔しさを思い出して、今後のパワーにできるのでね。マッチデープログラムの購入もそう。
そんなわけで、もらっちゃったけどイラネーって方いましたら、ぜひください(笑)。

日差しがあって暑い。
↑入場時の場内。

ゴール裏は半分以下にまでしか、ビジターに座席を割り当てられていない感じ。
ファミリーマート先行発売だと、あっさりビジター席が完売してホーム席だけ売っていたりするので理不尽に思うのだが、ちゃんとゴール裏の席は埋まるんだろうな?

ホーム、浦和レッドダイヤモンズのスタメン。
GK加藤順大。
DF内舘秀樹、堀之内聖、細貝萌。
MF平川忠亮、鈴木啓太、長谷部誠、相馬崇人、山田暢久。
FW永井雄一郎、ワシントン。
控えはGK山岸範宏、DF南祐三、MF酒井友之、赤星貴文、FW黒部光昭、横山拓也、岡野雅行。

GKの加藤順大はユースで見た。2002年のJユースカップで、PK戦を制して勝ち進んだのを川越で見たぞ。
あの時はまだ、マイクはコンサドーレ札幌U-15で中学3年生だったはず。天野くんが対戦を経験したのかな。
ポンテは先週の負傷で欠場。先週を振り返っても、ワシントンさえ封じれば怖いものはないはず。

アウェイ、横浜F・マリノスのスタメン。
GK榎本哲也。
DF田中隼磨、中西永輔、栗原勇蔵、那須大亮。
MF上野良治、マグロン、狩野健太、清水範久、奥大介。
FW大島秀夫。
控えはGK榎本達也、DF田中裕介、天野貴史、MF塩川岳人、山瀬幸宏、FW吉田孝行、ハーフナー・マイク。

松田直樹と河合竜二が出場停止。3バックにもできただろうが、4バックにしてきたか。
4日前の博多では、大島秀夫が思わしくなかったようだが、ここで名誉挽回を期待したい。

15時になり、試合開始!

前半16分、相手ペナルティエリア左からフリーキックのチャンス。
マグロンの蹴ったフリーキックは、ファーのゴール右隅をとらえた!
これはGK加藤順大が片手でフィスティング。惜しい!

前半23分、ワシントンが右(こちらから見て左)からドリブルで抜け出す。
これは副審の旗が上がり、オフサイド…いや、主審が認めていない!( ゚д゚)
オフサイドと思い安心してしまってからでは時既に遅く、ワシントンに、なす術なくゴールを決められた。1−0。

なんてことだ。確かに副審が旗を上げようが、主審の判定の方に決定権がある。
つまり、これは主審の判定(笛)を確認せず足を止めてしまった、セルフジャッジが悪いことに。
ただ、これはさすがに見ているこちらもハマってしまった。審判にはブーイングが起こるが、判定がこうなった以上は何を言っても覆りはしない。取り返すまでだ!

前半32分、ワシントンが中央でボールを持つと、中西永輔が対応に行くが、ボールが取れない!まるで子供扱い。
最後は右にはたかれ、フリーで走りこんだ相馬崇人が決めてしまった。2−0。
2点取られたか。ゴールを決めたのは相馬崇人だが、またしてもワシントンにやられた格好。
やられたものは仕方ない。取り返すまでだ!

前半43分、平川忠亮が(こちらから見て)左サイドを切れ込み、速いゴロのクロス!ファーサイドで待ち構えていたワシントンが叩き込んでゴール。3−0。
もう3失点かよ。前半終了をも待たずして、早くも敗色濃厚。それも、先週といい3月といい、三度ワシントンにやられている。
だが、悔しがっている暇すら惜しい。ここに来ている以上、応援して選手を鼓舞しなくてどうする。
幸い、選手の目は死んでいない。得失点差の件もある。このままでは終われないぞ!

前半終了。3−0。
遺憾ではあるが、これが現実。残り45分、まずは1点を取り返すこと。考えることはそれだけだ。

ハーフタイムのうちに、他会場の途中経過をチェック。
ベスト8争いのみで、いずれも前半終了、川崎F1−1鹿島、新潟0−1広島、千葉0−0清水、C大阪1−0大宮、磐田0−0名古屋。
幸い、磐田と大宮が勝っていない。このままのスコアでいてくれたら準々決勝進出はできる。
だが、後半どう転ぶかわからない。やはり、まずは目の前の試合でゴールを奪うのみ!

後半開始。
ハーフナー・マイクと吉田孝行の姿が見える。奥大介と大島秀夫に代えて、登場。
もちろん、このままで終わる気は毛頭ない。

後半25分、岡野雅行が右サイドから浮き玉クロス、中央でワシントンがヘッドを決める。4−0。
とうとうハットトリックを決められたか。だが、ここで終わるわけにはいかない!
もし磐田などが勝ちでもしたら、借りを返すチャンスすらなくなってしまう。何度でもくじけずに声を出すぞ!

後半28分、右からのハイボールをマイクが落とし、中央に転がして塩川岳人が詰めてゴール!4−1。
よし、まずは1点!

後半36分、浦和ゴール正面でフリーキックのチャンス。
マグロンがシュート!クロスバーを叩き、ギリギリ入ったか!?田中隼磨が押し込み、文句なしにゴール!4−2。
よし!あと1点取れば浦和は焦るはず!このままでは終わらせないぞ!

後半40分、浦和ゴール前で高く舞い上がったボールに、マイクがフリーでスタンディングヘッド!
これはGK加藤に右手一本で弾かれる。ゴールのチャンスはまだまだあるぞ!

後半、3分のロスタイム。
田中隼磨がゴール前中央でシュートチャンス!しかし打たず、横にいたマイクに出してしまい、浦和DFのクリア。
ここで打たないのが、今のマリノスの悪さか。パスが通れば、そのほうが決定的なのは確かだが…。

直後のコーナーキックから、マイクのヘッド炸裂!GKがこぼしたところに塩川が詰める!
しかし、これも相手に当たってゴールならず。

試合終了。4−2。

決勝トーナメント進出は決まったけどさぁ…。
↑試合終了直後。

負傷明けの中西永輔では、ワシントン封じは荷が重すぎたのか。
前節の異議で出場停止になった松田直樹を責めるべきなんだろうか。
いや、いずれにしてもワシントンを止められない力のなさを悔やむしかあるまい。DFが3人いなくても、あれだけいいようにやられるようでは上位進出など厳しすぎる。
試合後の選手に拍手が起こるが、惨敗して拍手なのがみじめに思える。頑張ってはいたと思うが。

この結果を受けて、浦和は準々決勝を川崎フロンターレとやるのだという。
こっちはどうなったんだ。携帯電話で調べれば、ジュビロ磐田が勝利している。万事休すか?
そうだ、J'sゴールなら順位表も即座に更新されるはず。見れば、すべての順位が明白だった。
1位抜けは浦和レッズ、川崎フロンターレ、ジェフ千葉、セレッソ大阪。
2位は、横浜F・マリノス、鹿島アントラーズ、清水エスパルス、ジュビロ磐田。この4つの中で成績が一番悪いと予選落ちになるが、マリノスは大丈夫だ。落ちるのは清水エスパルスで、横浜F・マリノスは準々決勝をジュビロ磐田とやることに。第1戦がこちらのホームになるようだ。

いやはや情けねえわ。とにかく立て直しをして、最終的にやられた相手より上の成績になるしかない。
岡田監督では、もう限界か。ラモン・ディアス級の監督を連れてこれなければ、監督交代しても厳しいからなぁ。

自分にできることは、懲りずに応援!これしかない。
ただ、フロントは黙っているわけにはいかないはず。岡田監督で続けるつもりでも、監督の方から責任取っていく可能性だってあるんだからね。
チームをどう立て直すかはクラブに任せるしかないが、このまま動かないのだけは勘弁してもらいたい。


観戦履歴に戻る
かずひろの日記へ
トップに戻る