観戦記その373

2006J2リーグ第21節
サッポロビール130周年記念サンクスマッチ
札幌ドーム
コンサドーレ札幌vs徳島ヴォルティス

今年もYOSAKOIソーラン祭りに合わせて、札幌へ帰郷してしまった。
今回の目的は、YOSAKOIソーランとこの試合と、久しぶりに札幌の空気を味わってみたかった気持ちで足を運んだ。
何より、J1リーグ中断期間じゃないと、なかなかこういう機会は得られない。当日早朝の便で、8ヶ月ぶりに北海道の大地を踏みしめた。

11時30分すぎに札幌に到着し、そこからドニチカキップという、500円で札幌市営地下鉄乗り放題の切符を購入。
先月、名古屋へ行った際はドニチエコきっぷという、格安で乗り放題の切符を利用した。札幌にもあるだろうと思ったら大当たり(*´∀`)。
500円の切符であるため、さっぽろ駅やすすきの駅から福住駅を往復すれば、それだけで元が取れてしまう。これはありがたい。

福住駅に到着。大通駅あたりはYOSAKOIソーラン祭りの格好の人が多かったが、福住へはコンサドーレモードな人が増えてくる。気合の入った人はもっと早くから札幌ドームに着いているだろうから、それほどユニホーム姿の人は見なかった。
福住駅からは地上を歩いていく。雨は降っているが、傘をささなくてもそれほど気になるものではない感じ。
札幌ドームに到着すると、ペットボトルの中身を紙コップに移し変えることに。ペットボトルも持ち込み禁止だったっけな。

入場時、表にコンサドーレのユニホームと裏にサッポロ雫のプリントされたクリアファイルが配布され、受け取る。
先々週の柏では日立のプラズマテレビWoooのクリアファイルをもらったし、こないだは品川駅前で新庄剛志の写ったHISのクリアファイルをもらったり。クリアファイルっていい広告になるのかな?

ドームなら、雨なんて関係ないべさ。
↑入場時の場内。

今回、メインスタンド側のSAゾーン自由席で観戦。ゴール裏で跳ねる立場じゃないし、じっくり試合をみつつ手拍子などで後方支援という考え。
先々週はアウェイということで状況予測を誤り、熱烈ゾーンの後ろに混じったが今回は大丈夫。一応私はマリノスサポーターなのでね(;´∀`)。

1年ぶりの札幌ドーム。場内を歩き回ってみる。
モーニングサーブはもう売ってないのかな。もうSHINJOもCMやってなくなっちゃったんだっけ。
天井などにSHINJOや小笠原道大の広告はあるが、ニッポンハム関係の食べ物はない感じ。まぁセレッソ大阪ホームゲームでもないぐらいだからなぁ。またファイターズでもここに来たいな。
コンサドーレ札幌には去年あたりから丸大食品がスポンサーについたが、それ関係の飲食物とかがあったらいいのにな。おいしいウインナー売っていれば、宣伝にもなるし。

もちろん、コンサドーレ札幌ホームゲームならではの食べ物もある。コンサドーレ弁当とかね。買えば良かったかなぁ(^-^;。

食べ物以外でも、気になるブースが。
アイスホッケーチーム、札幌ポラリスがアシスト会員を募集していた。せっかくなので、3000円払ってアシスト会員になったぞ。
それにしても、他に会員登録してくれる人がほとんどいなかった模様。ポラリスの人にかなり感謝されてしまった(;´∀`)。
コンササポのみなさん、ぜひアシスト会員になってやってくださいな。今はコンサドーレで精一杯なんだろうけど、Jリーグ百年構想はあらゆるスポーツの発展を目指すものなんだしさ。北海道日本ハムファイターズだったら、こういった他競技との提携って難しいと思うけど、コンサドーレなら比較的容易にできるものなので。
もっとも、こんなことを言う自分は札幌ポラリスの選手を誰一人として知らなかったり(これから覚えるけど)。
アイスホッケーから最初に連想できる人物がジェフ千葉の巻誠一郎、次にドラマをやったSMAPの木村拓哉だったりさえするんだけど(;´∀`)。
最初は知らないところから応援は始まるものだからね。何とか試合を見に行っておきたいなぁ。

ホーム、コンサドーレ札幌のスタメン。
GK林卓人。
DF千葉貴仁、曽田雄志、池内友彦。
MF金子勇樹、大塚真司、芳賀博信、砂川誠、西谷正也。
FW石井謙伍、フッキ。
控えはGK高原寿康、MF藤田征也、川崎健太郎、関隆倫、西嶋弘之。

相川進也を外し、FWの控えがいない。なかなか勝てない状況からのカンフル剤として、思い切った采配にでてきたか。
これが功を奏せばいいのだが、これでもうまくいかないとなると、いよいよ柳下監督は手段がなくなってしまう。
もはや背水の陣か。どうにか勝って、ここから浮上していってくれ!

サポーターはJ1並に入ってます。
↑今日のコンサドーレサポーター。

アウェイ、徳島ヴォルティスのスタメン。
GK島津虎史。
DF金位漫(キム・ウィマン)、井手口純、挽地祐哉、石田祐樹。
MF秋葉忠宏、大場啓、玉乃淳、岡本竜之介。
FW羽地登志晃、小林康剛。
控えはGK高橋範夫、DF天羽良輔、MF伊藤彰、FW小山拓土、大島康明。

ノリヲこと高橋範夫はやはりベンチか。いつまでもベテランに頼るより、長期的に見て活躍するGKを選ぶのは致し方あるまい。
ノリヲ様のプレーを拝めないのは残念ではあるが、おかげで今年はノリヲーラにシュートを防がれることも少なくなってくれるはず。
徳島ヴォルティスも決して調子は良くないのだし、今日こそはコンサドーレに勝利してもらわんと!

お遍路さんつったって、大泉洋にしか見えないっしょヽ(´ー`)ノ。
↑徳島ヴォルティスサポーター。一番前の白い人はお遍路さんです。

それにしても、徳島ヴォルティスのサポーターは興味深いな。
阿波踊りの格好の人が数人、さらには四国八十八ヶ所を巡るお遍路さんの姿まで見える。
北海道でお遍路さんといったら、試験に出るどうでしょうで受験生のヤスケンが問題を解けずに、受験生のためにと罰ゲームで四国八十八ヶ所を巡る大泉校長が連想される(;´∀`)。
そうそう、四国R-14っていうドラマもあったなぁ。初めて札幌ドームに来たときビデオ買った。
ノリヲーラはいいけど、お化けとかを札幌に残していくのは勘弁してほしいなぁ( ;´Д`)。
やだもん寒い冬に車を運転してて、冷風が出てくるとかになったら…。親とか親戚とか、しばれるべや。


↑コンサドールズが盛り上げる。

入場時に配布されたクリアファイルの中には、選手入場時に掲げてくださいとの赤と黒のボードが入っていた。
せっかくなので、それを広げてみる。別にきれいなマスゲームになるわけではないが、テレビで見るといい画になっているのかな?


↑選手が入場。

14時になり、試合開始!

前半4分、フッキが抜け出して左サイドでボールを持つ。
フッキの放った早いゴロのクロスは徳島DFがクリアするが、別の徳島DFに当たってゴール!1−0。
これは実にラッキーなオウンゴール。今日は幸先がいいぞ。

前半25分、徳島ヴォルティスが(徳島の)左サイドからクロス。
ふわっと上がったクロスボールに、FW羽地登志晃がジャンプヘッド!ゴール。1−1。
シュートはポストに当たり、きわどいコースに入った格好。
リードしたのも束の間と言うのは、コンササポだったら山ほど味わっているんだろうなぁ…。

前半31分、またも徳島ヴォルティスの左から。
浅い位置から長いファーサイドへのロングパスが出て、抜け出した羽地登志晃に通った!
羽地は冷静に転がしてゴール。1−2。
この2ゴール、コンサドーレの守備を責めるよりは、徳島ヴォルティスが見事に隙を突いたと褒めるべきか。
やはり公式戦を11戦も勝利できずにいて、リードしても不安があったりするのか。
ここで負けたら、柳下正明監督が危うい。監督交代しようものなら、またチーム作りを最初からやり直しになり、さらにJ2リーグ暮らしが長くなってしまうぞ。

前半終了。1−2。
今日もコンサドーレは厳しい試合になってしまうのだろうか。いや、打破してもらうしかない!
このままでは終わるなよ!


↑ハーフタイム。

後半開始!
後半になると、コンサドーレの動きが良くなった気がする。まずは同点のゴールに期待!

後半13分、コンサドーレ札幌がいい位置でフリーキックのチャンス。
フッキが強烈なシュート!壁に当たって跳ね返るが、ここで審判の笛。
主審がハンドのジェスチャーをし、ペナルティスポットを指した。PKだ!
おそらく、壁の選手の手に当たったという判定。急所を防ぐ手はハンドにされないが、例えば手を伸ばしてシュートを跳ね返したとしたらPKになる。
強いボールの跳ね返り具合から察するに、手を伸ばしたとは考えにくい。ハンドとみなしていいのかどうか怪しいが、PKはPKだ。

このPKを蹴るのはフッキ。
フッキのシュートは左下に強烈なグラウンダー!GK島津虎史が弾き、クロスバー直撃!_| ̄|○
ボールは大きく跳ね返ると、徳島ヴォルティスのカウンター…いや?副審が旗を上げている。PKのやり直しだ!

PKは、キッカーが蹴った瞬間まで、ペナルティエリア&ペナルティアークにはキッカーとGK以外は入れない。
ズルして蹴られる前から足を踏み入れていれば、審判は見て見ぬ振りをしてPKを行わせ、ズルしたほうに有利な結果になったらやり直しを命じる。
また、キーパーも蹴る前にゴールライン上から前に飛び出せば、同じように止めてもやり直しを命ぜられる。
この判定に関しては、先日の東京ヴェルディ1969vsベガルタ仙台でも一悶着あったらしいが…。

再度得たPKのチャンス、またも蹴るのはフッキ。
今度は右に蹴った!決まった!2−2。
何のかんのあったが、何はともあれ貴重な同点ゴール!今日こそ勝利へ、反撃はここからだ!

後半18分、コンサドーレのカウンター!
西谷正也がドリブルで攻め上がり、左にはフッキ、右には石井謙伍が走る!
フッキへスルーパスを送り、フッキが左45度からシュート!ファーへ外れた!
これを決めれば勝ち越せた。これが後で悔やまれるものにならなければいいが…。

後半22分、右サイドを攻めあがった砂川誠がクロス!
ファーで待っていた西谷正也がダイレクトボレー!ゴール!3−2。
大抵の選手は、確実に決めようとトラップするボール。これを西谷正也、迷わず右足を振りぬいた!
シュートはワンバウンドして、見事なゴール。西谷正也の存在は大きいね( ´∀`)。

後半36分、西谷正也からのスルーパスにフッキが抜け出し、またも左45度からのシュート!
これもファーへ外れた。決めていれば勝負を決定付けられたのに〜!

後半38分、三たびフッキがスルーパスで抜け出す!
今度は中央へ切れ込み、DFとGKを引き付けると右でフリーの石井謙伍へパス!
石井謙伍は無人のゴールへ簡単に流し込み、ゴール!4−2。

試合終了!4−2。
コンサドーレ札幌、11試合振りの勝利!

やっと道内でコンサドーレ勝利が見られた!
↑試合終了直後。

いや〜、何度か北海道へは足を運んでは、コンサドーレ札幌の試合を観戦したけど、道内でコンサドーレが勝利するのを見たのは、これが初めて。
過去6戦(最初1つ目はアウェイサポーターだが)、引き分けか負けばかり。今日の勝利は自分にとっても、貴重なものになったぞ(*´∀`)。

ただ、試合内容はまだまだだろうな。
下位の徳島ヴォルティス相手に一度は逆転されたわけだし、何よりラッキーな判定を拾って勝てた格好。
しかし、公式戦勝利から遠ざかっていたことを思えば、この勝利は素直に喜んでいいはず。

ヒーローインタビューには、西谷正也が登場!
カウンターから決定的なスルーパスを連発、3点目は見事なダイレクトボレーシュート。
これで西谷正也はサッポロビール1年分を獲得!西谷正也は大のビール好きとの噂を聞く。
シーズン中はなかなか飲めないだろうけど、これでビールには困らないね(笑)。

次は三ツ沢に行くかな。今夜は札幌市内で、サッポロクラシックをおいしく飲んだ後、6月21日三ツ沢での横浜FCvsコンサドーレ札幌、7月1日平塚での湘南ベルマーレvsコンサドーレ札幌のチケットを購入。
行けない道産子の分まで応援…とはいかないが(汗)、しっかり観て観戦記にできればと思います。


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