観戦記その374

2006J2リーグ第23節
三ツ沢球技場
横浜FCvsコンサドーレ札幌

今の自分の職場が神奈川県川崎市。横浜へは目と鼻の先にある。
ここしばらくは定時に帰らせてもらえることもあって、早めに抜けさせてもらい、18時ごろあっさり横浜駅へ到着。
3月末のナビスコカップでは、品川区内から定時ダッシュで、それでもキックオフには間に合わなかったものだったが。
これは、7月の平日で三ツ沢になる横浜F・マリノスホームゲームでも恩恵にあずかれるかも知れない。
もっとも、その頃には忙しくなって残業が増えていきそうな気もするが…(ノ∀`)。

横浜駅からは市営バスの、三ツ沢グランド行きシャトルバスに乗車。210円。
通勤先から車で帰宅する人も多くいるのか、多少道は混んでいて時間がかかる。それでも程なくして、バスは三ツ沢グランド前へ到着。
三ツ沢球技場の入り口には、「横濱人よ立ち上がれ」という横断幕が。
日ごろ横浜市民を目指しつつ道産子として来ている自分にとっては複雑な気持ちにさせるじゃないかぁ( ;´Д`)。
もっとも、立ち上がったところで横濱人には横浜F・マリノスがあるからねぇ。

まだ空が明るい。
↑入場時の場内。

18時20分ごろ、入場。まだ空が明るいうちに来られるなんて。
今回は一番安い席にしたので、アウェイ側のゴール裏へ。コンササポではないので、熱烈ゾーンからは離れた場所に腰を落ち着ける。

ホーム、横浜FCのスタメン。
GK菅野孝憲。
DF小野智吉、早川知伸、トゥイード、小林宏之。
MF内田智也、山口素弘、吉野智行、アウグスト。
FW城彰二、三浦知良。
控えはGK小山健二、DF太田宏介、MF坂井洋平、吉武剛、FW北村知隆。

横浜FCは今季20試合ほどやって、通算2敗、失点5(プレシーズン除く)。
その勝負強さがどこから来るのか、今日の観戦で見えてくるのだろうか。
2月26日のプレシーズンマッチでJ1クラスのパフォーマンスを見せた、GK菅野孝憲にあるのではと推測する。
もしかしたらいずれ日本代表に名乗りを上げる、隠れた名選手かも知れないからね。

相変わらず声を出しての応援は少数だけど、増えてるかも?
↑横浜FCサポーター。

アウェイ、コンサドーレ札幌のスタメン。
GK林卓人。
DF加賀健一、曽田雄志、池内友彦。
MF金子勇樹、鈴木智樹、芳賀博信、砂川誠、西谷正也。
FW石井謙伍、フッキ。
控えはGK高原寿康、DF和波智広、MF関隆倫、西嶋弘之、FW中山元気。

今日も石井謙伍とフッキのツートップ。快進撃のキーマンかも知れない、金子勇樹もいる。
今日は苦手としている横浜FC相手だが、こういう相手にも勝利できれば自信になるはず。頼むぞ!

在京者が主だろうけど、北海道からの人もいるのかな?
↑コンサドーレ札幌サポーター。

場内DJによると、今日の試合で勝利してドイツの日本代表へパワーを送るのだという。
じゃあ我々道産子からも、どうでしょう魂を宿探しに困っているサポーターに送りましょうかね( ´∀`)。
「メシより宿」「ここをキャンプ地とする」。この意気込みさえあれば、ドイツは大丈夫だ(?)。

こうして頭から平日の試合を見られるなんて久しぶり( ´∀`)。
↑選手が入場。

19時になり、試合開始!

前半8分、コンサドーレ札幌左サイドからのスローインで早いリスタート。
このスローインに砂川誠が走りこみ、強烈なシュートを横浜FCゴールネット上部へ突き刺した!ゴ〜ル!0−1。
よし!幸先いい先制点!ただ、これだけでは安心はできない。
集中して守備をし、追加点を奪わないと、またダメ人間コースが頭をもたげてくるからね(-_-;)。

前半20分、横浜FCがコンサドーレから見て右からのコーナーキック。蹴るのはカズ。
ファーへ流れたボールにGK林卓人が飛びつくが届かず、長身のトゥイードが折り返し、最後はキーパーのいないゴール前で城彰二がヘディング!ゴール。1−1。
これはGK林卓人の判断ミスになってしまうか。触れなくても流れる弾道だったが、今日が最後のホームゲームというトゥイードの高さと位置取りがよく、最後はヘディングに自信のある城彰二がパワープレーで勝てばよかっただけ。
なんだ、やっぱりコンサドーレはダメ人間なのか…_| ̄|○。と、そんな不安がよぎってしまう。
だが、リードされたわけじゃない。まだ守られることはないのだから、勝ち越し点を狙うのみ!負けるなよ!

1−1になってからは、コンサドーレ札幌がやや押し気味に展開。
だが横浜FCも鋭いカウンターから幾度もゴールを脅かす。特にカズによる(横浜FCから見て)右サイドの突破が目立った。

前半終了。1−1。
このままじゃ厳しいかもな。引き分けではなく勝利を奪いたいが、横浜FCの心理としてはどうだろうか。
札幌としては引き分けられると痛い。ゴールの予感は十分にさせてくれているのだから、勝利あるのみ!


↑ハーフタイム。

ハーフタイムに、若手芸人らしき人が落ち着きを破壊するハイテンションで現れ(;´∀`)、ハーフタイムプレゼントの当選番号を発表していた。
当選番号があるのかと思って、入場時に配布されていたプログラムを開いてみるが、番号は見つからず。
もしかして、人を見て横浜FCサポらしき人だけに抽選番号を配布していたのだろうか?


↑ハーフタイムプレゼント当選発表。

後半開始!

後半7分、横浜FCが左サイドを突破、アウグストの強烈なシュートがクロスバーの下側に当たって跳ね返る!
さらにそのリバウンドを城彰二が右足ボレー!これはクロスバー上部にあたって外れた!
あぶねー( ̄□ ̄;。なまら怖かったよ。
もうカズが切れ込んだっけアウグストが合わせちゃって城がボレーさ。

その直後にも、横浜FCのシュートがクロスバーに当たるシーンが。これだけ危険なシーンを招くのは問題だろうが、いずれも逆転されるに至っていない。まだまだコンサドーレ勝ち越しのチャンスがあると前向きに捉えよう。

しばらくは、横浜FCが優勢に展開。
流れを変えるべく、後半23分に鈴木智樹に代わって西嶋弘之が入る。
すると、采配が功を奏してコンサドーレのチャンスも増えてくる。

後半25分、西谷正也が左からドリブル突破!
やや角度のないところからシュートするが、ファーへそれた。惜しい!

横浜FCも選手交代をしてくる。
吉野智行から北村知隆、カズから坂井洋平、城彰二から吉武剛と攻撃的なカードを切ってくる。
横浜FCは、やはり昇格戦線に食らい付くために勝利したいところか。
もし横浜FCが下位で引き分け狙いだったら、この後の結果も違ったのかも知れない。

後半44分、コンサドーレ札幌が右からのコーナーキック。
これを曽田雄志がファーでヘディングシュート!ゴ〜ル!1−2。
やった!やったぞソダン大先生!

残り時間は横浜FCが必死になるが、コーナー付近でフッキらがボールキープで時間稼ぎ。
そして、試合終了のホイッスル!1−2。
コンサドーレ札幌が3連勝を飾り、苦手横浜FCを下した!

サッポロビールがおいしい3連勝!
↑試合終了直後。

いやぁ〜、ここまでコンサドーレ札幌はダメ人間街道ばかりだったからねぇ(;´∀`)。
この勝利は素直に嬉しい。心から喜んでいいものだと思うよ。
正直、まだJ1リーグで戦うには厳しいとは思うけど、去年のヴァンフォーレ甲府みたいにリーグ戦を戦いながら力をつけていけば、最後はすばらしい結果が待っているかも知れない。
J2リーグ戦はまだ長いし、今年は今まで以上に試合もある。一つ一つを大事に、乗り越えていってくれよ!
J1に上がってきたら、本当の横浜といい勝負しようぜ!


↑勝利に沸くコンササポ。3連勝おめでとう!

対する横浜FCだが、取り立てて強い選手がいるとか、守りが堅いとかそういうのは見られなかった。
大竹奈美が「根拠がないんですよねー」と横浜FCの快進撃に、皮肉とか無しで首をかしげていたが、多分自分も同じ感想だと思う。
ただ、クロスバー3連発とか入っていたら立場は逆転したはず。
リードした時の横浜FCを見れば、多少は上位進出の理由が見えていたのかも。

三ツ沢から出る際、アウェイ側の出口からしか出させてもらえなかった。
外の古河電工社宅前の歩道を歩き、スタジアムの外を回るようにして横浜駅行きのバスに乗車。
バックスタンドに見える社宅付近にも横浜駅行きのバスがあったが、あれは結構大回りになるんじゃないのかなぁ…。コンササポが結構乗っていたけど、大丈夫だったんだろうか。

横須賀線で帰宅。車内にはカズが写ったヴィッテル(ミネラルウォーター)の広告が。
「ヴィ」って書いてあったが、それではヴィッセル神戸を連想するじゃん(笑)。シャツも赤いし。
帰宅前に、サッポロ黒ラベルを購入して帰宅、おいしく飲んだ。快勝した後のビールって、おいしいねぇ(*´∀`)。


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