後になって後悔したのが、柏レイソルや清水エスパルスの得失点差を確認しなかったこと。
実は柏レイソルに4点差で負けた場合、柏レイソルとの順位がひっくり返ることになる。
試合中は認識しなかったが、柏レイソルは4点差勝利を目標としていたのだ。
18時30分過ぎに、新宿の職場を出た。
残業が入るのではと懸念されたが、今日は残業がなく定時に出ることができた。
山手線で新宿から日暮里へ21分で行き、日暮里から常磐線快速で30分で柏まで行く。
電車内で、メールで来ていたスタメンをチェック。
ホーム、柏レイソルのスタメン。
GK加藤慎也。
DF蔵川洋平、古賀正紘、小林祐三、大谷秀和。
MF鈴木達也、永井俊太、阿部嵩、谷澤達也。
FW李忠成、菅沼実。
控えはGK南雄太、DF村上佑介、MFマルシオ・アラウージョ、佐藤由紀彦、FWドゥンビア、阿部吉朗、フランサ。
主力を休ませているようにも見えるが、フランサなど切り札を残しているようにも見える。
若手に経験を積ませつつ状況を見て、フランサ投入などで一気に畳み掛けてくる展開も予想される。
アウェイ、横浜F・マリノスのスタメン。
GK榎本哲也。
DF那須大亮、栗原勇蔵、中澤佑二、小宮山尊信。
MF吉田孝行、上野良治、山瀬功治、山瀬幸宏。
FW大島秀夫、坂田大輔。
控えはGK高桑大二朗、DF松田直樹、田中隼磨、河合竜二、MF乾貴士、FW清水範久、ハーフナー・マイク。
今回も右サイドに那須大亮。不安はあるが、右サイドができないわけでもない。
前回はホームで3−0快勝だったが、アウェイとなると、そうはいかないはず。気を抜かず、4日後の浦和戦は考えず走りぬいてほしい。
柏駅に到着したのが、19時55分ごろ。もう前半は終わっていて、上野良治のオウンゴールが入ってしまったらしい。1−0。
バスは確認しているが、乗り場を見れば、次まで10分は待つことに。この際駒場の時同様、タクシーで行ってしまうしかない!
バス乗り場の近くにタクシー乗り場があったので、乗車。740円(金額はうろ覚え)ほどで、程なくして日立柏サッカー場に到着。タクシーはスタジアム敷地内まで入り、当日券売り場の前で降ろしてもらえた。
↑入場時の場内。
入場時に、仕事中飲んで飲み残していたペットボトルのフタを没収されて、入場。
中まで入っていく手間も惜しいので、とりあえずスタジアム端の立見席で応援することに。
あっ!スコア表示が2−0になっている!そういえば、入場前やたらと「すずーきたつや・すずーきたつや・すずーきたつやー」と聞こえていたので、鈴木達也に決められてしまったんだろう。
日本平の状況次第では、これ以上の失点を防ぐべき状況もあるだろう。マリノスがゴールを決めてしまえば、かなり楽にはなるのだが。
後半21分、切れ込んできた柏の選手を中澤佑二が倒してしまい、フリーキック献上。中澤佑二には厳しい判定と思われる、イエローカードが出た。
この判定にはブーイングが出たが、さらにビール缶を投げた奴が!缶は場内に届くことなく、最前列の通路に落ちた。
判定に納得がいかないのはわかるけど、マジで物を投げるのとかはやめてほしいな。物投げられて一番へこむのが中澤佑二なんだから。
後半23分、小宮山尊信がスライディングタックル、笛が鳴って小宮山にイエローカード。
前半で既に1枚受けていたので、退場。小宮山は判定に納得がいっていない様子。
これは自分が見えた限り、笛は吹いてもカードを出すほどとは思えなかった。しかし、文句を言っても仕方があるまい。
だんだん柏のペースになってきてはいるが、10人でもゴールを奪うしかない。
後半33分。自分の隣に空きができていたので、少しでも内側へと詰めていた。
そこで柏レイソルのゴール。3−0。
鞄を動かそうと、下を見ていた間隙にゴール。決めたのは蔵川洋平らしい。マリノスでいいところなしだった、蔵川に決められるとは…。
後半35分、坂田大輔を下げて河合竜二が入る。
これは「負けてもいいから、これ以上の失点をするな」というメッセージ付きの選手交代か。
ピッチ上の選手は日本平の状況を分からないのだし、さっき柏レイソルの選手交代でも、リードしているのに選手がダッシュでベンチに下がっていた。
後半40分、鈴木達也に代わってドゥンビアが入る。鈴木達也は全速力でタッチラインをまたぐ。
この前の選手交代は2−0だったが、3−0となった今でもまだ柏にとってゴールが必要だというのか。
ならば、この点差をキープすればマリノスは大丈夫なのかというと、そうとは限らない。清水エスパルスが得失点で超えてくるか、大宮アルディージャが引き分け以上に持ち込めば万事休すだ。
こっちは得失点差を+4と大きくリードしていたが、もはや+1までに失ってしまっている。状況次第では清水が得失点で上回る可能性もあるし、マリノスにとって非常に危険な状況であることは間違いない。
柏レイソルにとって切羽詰っている状況だからこそ、柏にとって非情にも不運な形でゴールが生まれることもある。
大島秀夫が攻め込む場面ではゴールこそ奪えなかったが、一点でも入ってくれれば楽になれるはず。入ってくれれば…。
後半ロスタイムは3分と表示。
その時、ドゥンビアが中澤佑二をかわし、GK榎本哲也と1対1!
ドゥンビアのゴロシュートに榎本哲也は届かず、やられた!と思ったが、ボールはポストに弾かれてゴールラインを割り、命からがら難を逃れた( ;´Д`)。跳ね返りには、フランサともう一人詰めていたかもしれない。
後半ロスタイム、大島秀夫が攻め込んでシュート、左に外れたがコーナーキックを得た。
フランサがボールを持ち、大急ぎでボールをコーナーへ置く。
キッカーは山瀬功治。コーナーフラッグ付近でボールキープすて時間を稼がんと、河合竜二が山瀬功治の方へ寄っていく。
ここで、やはり河合竜二がコーナーでボールをキープして時間稼ぎ。時間稼ぎしているのは負けている方で、必至でボールを奪おうとするのはリードしている方。何だこのパラレルワールドは( ゚д゚)。
ここで試合終了。3−0。
柏レイソルの選手は力尽きてピッチに倒れる。順位で柏レイソルは退けたようだが、マリノスの運命は…?
試合中は応援に専念したく我慢していたが、試合も終わったので、気になる他会場の結果を携帯電話でチェック。
清水エスパルスは3−0で大宮アルディージャに勝利。となると、4チームとも勝ち点8で並んだことになる。
じゃあ順位表はどうなんだ…。清水エスパルスに上回られてもおかしくはない。
順位を見れば、横浜F・マリノスが1位だ!予選突破決定!
↑トップに使用した画像。
得失点差が、横浜F・マリノス+1、清水エスパルス+1、柏レイソル±0、大宮アルディージャ−1。
横浜F・マリノスと清水エスパルスは得失点差、総得点でも並んだが、当該クラブの対戦成績で横浜F・マリノスの1勝1分け、勝ち越しでギリギリ1位。
気になる準々決勝の対戦相手は、Cグループ1位のFC東京。横浜FCは負けたのか。3勝で倍返しができないのが、残念。
柏サッカー場は、柏レイソル勝利時に鳴る勝利の音楽が流れる。
しかし、柏レイソルの選手は笑顔などひとつもない感じ。この状況、9年前のナビスコカップも同じだったな。
9年前は、柏レイソルが5点差で横浜マリノスに勝てば、グループリーグ突破というもの。一度は5−0にされてしまったが、最後は岡山一成と中村俊輔のゴールで、柏レイソル奇跡の予選突破ならず、ということがあった。
あの時とただ一つ違うのは、対戦相手のマリノスが突破を決めたこと。9年前は鹿島アントラーズが予選通過していたからね。
帰りはバスではなく、レイソルロードを徒歩で柏駅へ。バスで並ぶなら、歩いても所要時間は大して変わらなそうだ。
それにしても、ここまで恥ずかしい予選通過は聞いたことがない。3−0で負けていて、なお失点を防ごうと醜い時間稼ぎをしなければならないなんて。
別に時間稼ぎを行う判断が悪いというのではない。負けているのに、この試合の勝利を捨てて予選通過を確保しなければならない状況が、あまりにも情けないのだ。
ただ、みっともなかろうが結果オーライだろうが、通過は通過。それまでの6試合で4クラブ中成績が最も良かったことには変わりがない。
ただ、勝ち点9で予選落ちしているクラブもあるところを見ると、やっぱり恥ずかしい。
これは、最終的に優勝を決めるとかしないと、みっともないままで終わってしまうぞ。
柏駅からは、常磐線快速上りで上野駅へ。
北千住から東横線直通の電車があると思うが、最速ルートは上野、渋谷経由。
上野駅からは東京メトロ銀座線で渋谷まで行き、渋谷から東急東横線で帰ることに。
今まで柏へは、船橋から東武野田線で帰っていたから楽だったのになぁ。鹿島、千葉だけでなく、柏も少々不便になったな。(もちろんそれ以上にホームゲームで楽しまくっているけどね(;´∀`)。)
23時ごろ帰宅。
23時50分からのフジテレビ739で録画中継を、夜遅いのについ見てしまった。坂田が決定的なのを2発も外したかー_| ̄|○。