観戦記その460

2008J1リーグ第1節
スポニチデー
日産スタジアム
横浜F・マリノスvs浦和レッドダイヤモンズ

2008年、Jリーグ開幕!
今年の開幕は、待ちに待った感じがしない。
日ごろの仕事で忙殺されていて、あまりJリーグに対して考える余裕がなかったから、準備という準備も大してできていないかもしれない。
去年は自転車で日産スタジアムへ足を運んでいたが、タイヤの空気が抜けたままなので、徒歩で行くことに。
案外遠くないもので、30分ほど歩いてしまえばスタジアムに到着。今朝は少し寝起きが悪く出遅れたが、10時ごろには着いた。


↑ゲートができてました(;´∀`)。

開門は、年間チケット保有者は10時40分から。まだ時間もあることだし、できている列に並ぶ。
周囲には年間チケットを手にしている列に並んだのだが、おかしい。開門された頃、列の先頭の人たちが紙のチケットを持って入場しようとしている。
どうやら、並んだ列は一般チケットの入場列だったらしい。何とか通りがかりのシミスポの人に確認し、自分が並んでいた列が年間チケットの列とは違うことを確認。ちくしょー、無駄並びしてしまったか…。
年間チケット入場口はもう列がない。一般チケット入場を尻目に、年チケかざしてすんなり入場した。

なんとか一階席は確保。
↑入場時の場内。

今年から、日産スタジアムの飲食店がリニューアルしたのだという。
個人的にはスタジアム内の飲食店に不満はなかったのだが、自己満足でストロングポイントがないのも寂しい。
で、今回のリニューアルには大いに期待。全部は見て回れなかったが、いくつかを写真に収めてきた。

以前はここにケンタッキーフライドチキンがありました。
↑とんこつラーメンの「とんぱた亭」。
龍麺のとなりにできました。
↑たこ焼きの「濱たこ」。
こちらも大盛況。
↑「かもめ軒」と「ウィズトリコロール」。

まだまだ、これ以外にも新しい飲食ブースはたくさんある。どこも長い列をなしていて、盛況していた。
今回は、とんこつラーメンのとんぱた亭と、「うちのつくね」の焼き鳥を食べた。とんこつラーメンは結構おいしかったぞ。
おつゆの処理に悩んだが、結局飲み干した。
他の店はまた次の機会に追い追い見て行って、味わってみようと思う。すべて味わいつくすまで、半年はかかるかも。

丁寧にお辞儀してました。
↑マリノスくん250試合達成。

今日の試合で、マリノスくんが250試合達成らしい(リーグ戦のみ?)。
こういう節目を祝えるのはいいね(^-^)。選手と違って毎試合いるのが当たり前になるけど、歴史を感じてくるからね。

今年も、トリコロール・ランサーズが登場。試合前にチアリーディングで盛り上げてくれる。
今回は、スーパーサッカーの加藤未央が加わっているはず…えーと、加藤未央がどこにいるのか、見つけられないなぁ…。
演技はそつなく完了。加藤未央のやり遂げた表情などが確認できなかったのは残念だが、今夜のスーパーサッカーで見られるかな。

ホーム、横浜F・マリノスのスタメン。
GK榎本哲也。
DF田中隼磨、栗原勇蔵、中澤佑二、田中裕介。
MF山瀬功治、松田直樹、ロペス、小宮山尊信。
FW大島秀夫、ロニー。
控えはGK秋元陽太、MF小椋祥平、長谷川アーリア・ジャスール、兵藤慎剛、山瀬幸宏、FW清水範久、坂田大輔。

4バックで来た。田中裕介が左サイドバックに入っているが、小宮山尊信が中盤にいる。
そして、新戦力のロペス、ロニーがスタメン。どういった活躍をしてくれるか、楽しみだ。


↑今日の応援。(今回は動画にしてみたぞ!)

アウェイ、浦和レッドダイヤモンズのスタメン。
GK都築龍太。
DF坪井慶介、田中マルクス闘莉王、堀之内聖、相馬崇人。
MF平川忠亮、阿部勇樹、鈴木啓太、山田暢久。
FWエジミウソン、高原直泰。
控えはGK山岸範宏、DF細貝萌、MF内舘秀樹、西澤代志也、梅崎司、FW永井雄一郎、田中達也。

こちらは、2トップのみが入れ替わった感じだろうか。補強の目玉である、エジミウソンと高原がいる。
高原直泰がJリーグでプレーした最後の年である2002年は得点王になったし、ペナルティエリアの決定率が驚異的だった。
だが、高原直泰がすごかったのはパスサッカーでいいアシストをたくさんもらえたジュビロ磐田での話。
カウンター主体の浦和で、スピードは得意ではない高原がどうプレーするのか。ドイツ人監督とは相性いいかもしれないが。

相変わらず上まで埋めてくれるねぇ。
↑浦和レッズサポーター。

今日は6万枚以上もチケットが売れている。
赤の割合が大きくなるかと思ったが、それは杞憂で、結構こっちの割合の方があるのかな。

若干、赤が入り混じっている感じはする。 どちらの色でもない人が多い感じ。
↑バックスタンドとメインスタンド。

14時になり、試合開始!

前半2分、左コーナーキックからファーで中澤佑二がヘディングシュート!
これは右にそれるが、ファーストシュートはマリノスが放った。

前半9分、高原直泰がペナルティエリアの外からシュート。これは枠を外れる。
いいぞ。ペナルティエリアの外で打たれる分には怖くない。中で打たせないように気をつければ大丈夫だ。

前半13分、田中隼磨が右サイドから絶妙の浮き玉クロス!
GK都築龍太は手を伸ばすが触ることはできず、ファーの大島秀夫へ!
しかし、ボールとオオシの間に坪井慶介が入り、オオシが押すような格好でファウルを取られる。残念。

前半19分、田中隼磨のアーリークロスからフリーのロニーが低空ヘディングシュート!これは右に外れてしまう。
これは決めてほしかったなぁ!攻めて攻めてゴールが奪えなくなると、浦和のゲームプランにはまってしまいそうで怖いから。

今回、ロペスの高いキープ力が目立つ。ロペスにボールを預けると、中盤でプレッシャーを受けてもなかなか奪われない。
それどころか、華麗な足技まで魅せる余裕も。調子こき過ぎて、変な取られ方されなければいいなぁ…。

前半終了。0−0。
まぁ、悪くはない結果。攻めてはいたが、カウンターがハマってしまうと危険。攻めているうちに点が取りたい。

リユースカップを告知するランサーズ。未央ちゃんも発見しましたよ。 さて、この垂れ幕を出した人たちはいくら払うんでしょうかねぇ。賠償金を。( ´∀`)
↑ハーフタイム。

ハーフタイムに、スーパーサッカーの加藤未央を発見。リユースカップの告知にも一役買っていた。
声援も受けていたね。演技に違和感はなかったし、一生懸命やってくれたんだと思う。
後は、どれほどか知らないが加藤未央が光臨するとアウェイの勝率が良くなるという噂を払拭したい。勝つぞ!

後半開始!

後半15分、田中隼磨からの低いアーリークロスは坪井慶介に弾かれる。
しかし、このこぼれ玉を拾った小宮山尊信が右足ミドルシュート!ゴ〜ル!1−0。
小宮山のシュートはややボテボテ気味だったが、ゴールラインと垂直にゴール左隅へ決まるナイスゴール。
この試合、絶対に勝利するぞ!

後半24分、ロニーに2枚目の警告が出る。退場。
この時は状況が見えなかったが、どうやらフリーキック再開時にボールを遠くに置いた遅延行為を取られたらしい。(後で知った)
先制しているから逃げ切れてしまえばいいが、わずか1点差なだけに、これで試合が分からなくなってきてしまった。

すかさず、浦和のオジェック監督が動いた。
トップ下で機能しきれていなかった山田暢久を下げて、永井雄一郎を投入。攻めに出てきたな。
数分後、桑原隆監督もカードを切る。ロペスに代えて、坂田大輔を入れてきた。あえて攻撃の枚数を減らさないことで、闘莉王のオーバーラップを減らそうという狙いがあるのかもしれない。
さらに数分後には、浦和がDFの堀之内聖に代えて、田中達也を投入。あきらかに攻撃の枚数を増やして、同点ゴールを狙ってきた。

確かに浦和の攻撃は厚くなった。だが、「船頭多くして船、山に登る」という状態。前線で高原直泰とエジミウソンが機能していなく、そんなに決定的なシュートは打たせていない。
中盤でボールを失ってくれるので、カウンターが利く。こちらが前でボールを持てているだけで、向こうは攻め込めない。
この展開、むしろ浦和が狙っていたやり方だったんじゃないかな( ´∀`)。
気がつくと、山瀬功治がボールを持ってもブーイングが発生していない。それほどまでにサポーターももがいているのか、あるいは諦めたのか。

試合終了。1−0。
相手が強くなったと思って不安だった開幕戦だったが、見事勝利!

浦和の一人勝ちなんてさせないぜ!
↑トップに使用した画像。

今日はマスコミの量が多かった。昨年は浦和がACLを制し、クラブワールドカップ3位達成。
定評あるクラブ人気に拍車がかかっているのか、メディアの注目が高かったように思えた。
しかし、そこで浦和レッズなんぞを主役ヅラさせるわけにはいかない。2年前は横断幕を外されて屈辱を味わわされたし、絶対に目に物見せなければいけない相手。
まだ、これで借りを返しきったわけじゃない。それはおいおい返していくとして、まずは今日の勝利を喜ぼうと思う。

さて、次はお楽しみ、札幌ドームでコンサドーレ札幌戦。
筆者としては地元だし、山瀬兄弟の凱旋帰郷ということで楽しみは尽きないのだが、不安も大きい。
何しろ、昨年の第2節とあまりにも状況が酷似。以下に列挙してみる。

  1. 昼のホーム日産スタジアム開幕戦を1−0で勝利。
  2. 新加入のFWで9番の選手が遅延行為を取られて退場。
  3. 第2節はJ2リーグ覇者のホーム開幕戦。
  4. そのJ2リーグ覇者は守備のサッカーで結果を出している。
  5. そのJ2リーグ覇者は開幕戦で前年J1リーグ覇者と対戦。
これだけでも気味の悪いシチュエーションだが、これに加えて横浜F・マリノスはとかく昇格組に相性が悪い。
昨年の最初の横浜FC戦しかり、2試合とも勝てなかったヴィッセル神戸戦、ナビスコを除いては勝てなかった柏レイソル戦。
一昨年も甲府でロスタイムに失点して負けている。

さらに、引いて守る相手にも相性が悪い。まさに昨年の第2節がその典型。攻め込むが決められない。
その守りのサッカーを率いる監督はかつて大宮アルディージャを率いた三浦俊也監督で、マリノスは大宮アルディージャにリーグ戦で勝利したことがない最悪の相性。
(つまり、マリノスにとって浦和レッズよりも大宮アルディージャの方が強敵に見えたりもする 笑)
心して乗り込み、全力で応援しなくては、また痛い目を見る。負けて札幌を後にする気はないぞ。

日産スタジアムからは、徒歩で帰宅。歩いて30分とはなんとも手軽な限り。
しかし、自宅に着いて靴を脱いだ瞬間に右足のふくらはぎが攣った!(>_<)
強い痛みが走り、右足を踏み込むことはまったくできない状態。

まずはテレビをつけて鹿島アントラーズvsコンサドーレ札幌の生中継を見つつ、インターネットでふくらはぎが痙攣した時の処置法を調べる。
http://www4.tokai.or.jp/Ta-na-ka/hukurahagi.htm
調べて検索で最初に見たのがこのサイトなのだが、足関節を背屈位にして膝関節を伸展位に…って、意味がわからんわー!( ゚Д゚)
でもまぁ、要は膝を伸ばしてつま先を引っ張ればいいというのは判ったり。痛いけど、処置をしないと再発しやすくなるとか書いてあるサイトもあったので、やらないわけにはいかない。
(でも、おかげで月曜日は問題なく歩いて出勤できました。感謝。)

コンサドーレ札幌は小笠原満男のPKを佐藤優也が止める活躍を見せたが、PKの直後に新井場徹に決められるのを2度やり、4−0で敗戦。
入団したばかりのクライトンが入ったことでバランスを崩してしまったようだが、これで楽勝だなんて思うマリノスサポーター歴の長い人はいないと思う。
確かにGK高木貴弘、DF曽田雄志、MF西谷正也、FWノナトなど各ポジションの主力が欠場していて、戦力はJ1ワーストクラスだと思う。
だが、弱いはずの相手に負けたのが去年の第2節だった。来週の札幌遠征は、地元を懐かしむよりも全力で戦っていくぞ。
負けたらジンギスカンキャラメルを食べると宣言しちゃったしね。


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