観戦記その393

2006Jリーグディビジョン1第24節
オーテックデー
日産スタジアム
横浜F・マリノスvs名古屋グランパスエイト

3日前、ナビスコカップ敗退。
現実的な考えとして、次に狙えるタイトルの天皇杯初戦までは1ヶ月以上ある。
だが、ここでモチベーションを落とす気はない。少しでも順位を上げて賞金圏に入り、来季にも活かせるようにはしたい。
もちろん、数字上は可能性が残っている。一つ一つ勝っていって、順位が上がるのを楽しむまでだ。

先々週の反省を活かし、今日は早めに出発。12時30分ごろ新横浜に到着。
新横浜の歩道橋「ヴィスタウォーク」を渡っていると、トリコポイントの人がチラシとトレカを道行く人に配っている。
受け取ってみれば、上野良治のカードが!( ´∀`)
まだ開門まで少し時間もあるし、こりゃあお店に寄らなければ失礼というもの。
あいにく、今回は目当てのものが見つからず。財布に千円少々しか入っていないことも思い出し、何も買わずにショップを後にしてしまった。次回、何か買っておかないとなぁ。
新横浜駅前のATMでお金を下ろし、日産スタジアムに入場。一般開門はまだだったが、年チケ入場門から入場。
この季節のデーゲームは、心地良い秋風が吹いて気持ちがいい。やっと涼しくなってきたね。

快晴で、気持ちいい秋風が吹く。
↑入場時の場内。

まずは早速、マッチデープログラムを購入。300円。表紙は松田直樹、マッチデーカードは清水範久。
さらに、トリコロールワンで今日発売のエリアストラップ、栄区と金沢区を購入。
これはトリコポイントで買えたら買ったところだが、そっちにはなかった。

8月に全日本少年サッカー大会で優勝した横浜F・マリノスプライマリー新子安と追浜の選手たちが報告に駆けつけた。

技術も根性もある、たくましい少年たちだ。
↑横浜F・マリノスプライマリー新子安と追浜。

8月12日に、等々力へ出かける前にテレビで決勝戦を見た。
追浜はFC浦和に敗れて3位となったが、新子安がそのFC浦和を倒して優勝した試合。
とても気迫が感じられ、かつ技術も高かった試合だった。これからの、さらなる成長に期待!

ホーム、横浜F・マリノスのスタメン。
GK榎本哲也。
DF栗原勇蔵、松田直樹、中澤佑二。
MF田中隼磨、上野良治、河合竜二、ドゥトラ、奥大介。
FW山瀬功治、大島秀夫。
控えはGK榎本達也、DF中西永輔、MF吉田孝行、塩川岳人、狩野健太、FW坂田大輔、ハーフナー・マイク。

久保竜彦は今日も出場停止。基本は変わらず、オオシのワントップで行くようだ。


↑今日の応援。

アウェイ、名古屋グランパスエイトのスタメン。
GK楢崎正剛。
DF大森征之、スピラール、古賀正紘。
MF渡辺圭二、中村直志、金正友(キム・ジョンウ)、藤田俊哉。
FW本田圭佑、ヨンセン、杉本恵太。
控えはGK川島永嗣、DF秋田豊、増川隆洋、MF山口慶、須藤右介、片山奨典、FW津田知宏。

ヨンセンを中心とした3トップ。このヨンセンが加入してから、名古屋は少し勢いに乗った印象がある。
モチベーションの維持しにくい相手だが、油断して敗戦を喫するのは勘弁。しっかり倒そう。

新幹線だとここまで楽なんでしょうかねぇヽ(´ー`)ノ。
↑グランパスサポーター。

15時になり、試合開始!
横浜F・マリノスのキックオフでスタートし、左サイドから攻め込んでドゥトラのクロス。
ファーサイドで大島秀夫ヘディングシュート!ゴール!1−0。
やったぞ(笑)。開始1分も経っていない、ありがたすぎる先制パンチ。
このゴールで、おのずと主導権は横浜F・マリノスのものになるのだが…。

先制ゴールを奪えたお陰か、名古屋はまったく攻め込めなくなる。
マリノスはリスクを負って攻める必要がないし、そのためか名古屋は崩すきっかけが見出せない。
苦し紛れにミドルシュートを打たれる程度しかないが、こちらも追加点を奪う迫力に欠けてか、試合は1−0のまま時間が過ぎる。

前半31分、中村直志が右サイドからファーへクロス、これに榎本哲也が飛び出すが届かず、相手に渡る!
GKががら空きになったゴールを狙われたが、最後はポストに張り付いた松田直樹がクリア。危ねぇ( ;´Д`)。
昨晩や、試合前のキックオフF・マリノスで、「哲也は期待しすぎると緊張しちゃうから」と鈴木正治が言っていたが、まさにそれなんだろうか。少なくとも、落ち着きがなくなる悪い癖が出ているのは明らか。
直後のコーナーキックでは、ファーサイドで古賀正紘がヘディングシュート、榎本哲也のジャンプした足に当たってはじき出すというシロウトみたいな場面まで。
こういうところでも、冷静に対処できるようになればマリノスのゴールキーパーは安泰なんだと思う。
落ち着けよ哲也!ここが乗り越えどころだぞ!

前半終了。1−0。
ピンチは2、3回程だったが、ヒヤリとした。早く追加点を奪って楽にしたいところ。


↑ハーフタイム。

後半開始!
後半から、吉田孝行が入ってきた。奥大介との交代。そろそろ存在感を見せて欲しいところ。

後半5分、名古屋が右サイドからクロス、これにヨンセンが高い打点でヘディングシュート!ゴール。1−1。
あーあ、取られてしまったか。早いうちに追加点を取ってほしかったが…。
2列目が奥から吉田に変わっているけど、大丈夫なんだろうな?吉田が決めてくれれば最高なのだが。

リードはなくなった。改めて、マリノスは攻め込まなくてはならないのだが、田中隼磨がサイド際でのパスミス、トラップミスが目立つ。
攻めの起点としてハユマには期待したいのだが、これでは厳しい。

後半24分、マリノスのコーナーキック。
栗原勇蔵ヘディングシュート!
楢崎正剛の正面だったが、キーパーの手前で坂田がトラップ、反転してシュート!
これは惜しくも阻まれてしまう。坂田がモニワブロックっぽくも見えたが、うまくGKの視界をさえぎっていたと思われる。

後半30分、前線への浮き球パスに吉田孝行が抜け出す!
そかしこれは、GK楢崎正剛がクリア。楢崎が飛び出したのは見えたと思うが、ここでもシュートに躊躇してしまうのか…。
ガッカリしていたところに、田中隼磨が前へ蹴った山なりのボールがゴールに入った。あっ、ゴールか!?( ̄□ ̄;
一瞬、わけがわからなかったが、ゴールだ、ゴールだ!2−1。
田中隼磨が汚名返上のゴールを決めてくれた!ここまで散々だったから、サッカーはわからない。

ちなみに、ほんの3日前にも似たシーンはあった。曽ヶ端準が飛び出して、松田直樹がループを狙うが外れる、というもの。
それも意識にあってか、にわかにゴールだと信じがたいものがあった。
ともかく、これで勝ち越し。あとはこれ以上の失点をすることなく勝利してくれ!

後半ロスタイム、名古屋が攻め込む。今年はやたらとロスタイムの失点が多く、嫌な予感がもたげてくる。
キム・ジョンウがドリブルでペナルティエリアへ侵入、倒れて笛が鳴る!
やばい位置のフリーキックかPKかとハラハラしたが、イエローカードがキム・ジョンウに出た。
なんだよシミュレーションだったか。脅かしやがって…( ;´Д`)。

縦パスに名古屋の選手が追いつけず、コーナーフラッグを倒したところで試合終了。2−1。
内容の悪い相手に付き合う悪い癖が出たが、ともあれ勝ち点3はゲット。

緩いけどしっかり勝ち点3。
↑試合終了直後。

試合終了後、お立ち台で田中隼磨がヒーローインタビューを受ける。
田中隼磨が「オレが蹴ったから入らないと思ったんじゃないかな(笑)。」と謙遜したが、少なくとも自分はそうじゃないぞ。
その前の吉田孝行がシュートに行けなかったことに意識が行き過ぎていたから、ハユマのシュートがアウトオブプレイっぽく見えちゃって(^-^;。
正直、ミスも多く本人は満足していないはず。謙遜した理由はそこにあると思うし、それでも結果を出せたのは大きいし、次にも繋がる。
次こそは、もっと質の高い田中隼磨の活躍に期待!


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