観戦記その395

2006Jリーグディビジョン1第26節
新潟スタジアムビッグスワン
アルビレックス新潟vs横浜F・マリノス

今月はアウェイが多い。今月はどれも土曜の14時キックオフで、新潟、大阪(万博)、新横浜、広島とホームは1試合のみ。
前節、前々節はホーム2連戦だったし、本来はアジアカップ予選の試合が組まれる日だったため変則的になっている。
アルビレックス新潟はホームでやたら強いともっぱらの評判だが、ここで勝利することができれば、大きな自信になってくるはず。

土・日きっぷで行く。土・日きっぷは18000円なので、東京から新潟間を上越新幹線で往復するだけでも元が取れて、翌日に山形や仙台へ言っても値段は同じ。
明日は天皇杯3回戦が仙台・山形・ひたちなか等で行われる。ここで使わない手はない。

東京駅に着き、上越新幹線のホームにはマリノスサポーターがちらほら。
朝の8時半あたりに新幹線に乗り、およそ2時間ほどで新潟駅に到着。東京は晴れていたが、新潟は雨。
雨の中の応援になるんだろうなぁ。
お盆休みの時に足を運んで味を占めたラーメン店に行ってから、シャトルバスで新潟スタジアムへ。片道250円。
シャトルバス車内にアルビサポの姿はほとんどない。さすがに新潟は車社会、駐車場もあるのでマイカー観戦がほとんどなのか。
バスは程なくしてスタジアムに到着。

しとしとと冷たい雨が降ってます。
↑入場時の場内。

入場時に、新潟日報発行の4面だけの新聞をもらう。
中には横浜と新潟が共同サミットを行うアピールの記事で、中田市長のコメントや俳優・加山雄三氏のインタビュー記事などが掲載。
7月30日の模様も載っていた。そういえばアルビくん・スワンちゃんも横浜まで来ていたなぁ。今日はマリノスくんが新潟まで来ているんだろうか?

スタジアムグルメを堪能しようと思ったが、新潟名物イタリアンはスタジアムの外だったらしい。
試合後、食べに行けるかなぁ…。まぁ、食べられなくても勝利さえできればいいのだけど。うまいのかどうかも知らんし。
今日は共同サミットアピールの一環として、鴨まんや馬車道あいすくりんが販売されているらしい。ビジターエリアやゴール裏南側には見つけられなかったが、それば別にいい。いつでも食べようと思えば食べられるし。

新潟市長と横浜市長が来場。
↑横浜と新潟の共同サミットアピール。

共同サミットアピールとして、中田市長が登場。サミット成功へのコメントをしてくれた。
ただ、7月30日の新潟市長みたいに、アウェイ側を盛り上げようとはしてくれなかったなぁ。
こっちの反応もイマイチだったから、市長としては仕方があるまいか。
それにしても、マリノスくんいないなぁ。せっかくだから来てほしかったな。

ホーム、アルビレックス新潟のスタメン。
GK北野貴之。
DF三田光、海本慶治、千葉和彦、内田潤。
MF松下年宏、寺川能人、シルビーニョ、鈴木慎吾。
FW田中亜土夢、エジミウソン。
控えはGK野澤洋輔、DF中野洋司、MF本間勲、ファビーニョ、河原和寿、岡山哲也、FW矢野貴章。

あれ、ファビーニョが控えだ。有望な日本人選手が台頭したか、切り札としてベンチに置いているか、どうなんだろう。
要注意はエジミウソン。去年は決勝点を決められてしまっている。

やっぱり多いねぇ。
↑アルビレックス新潟サポーター。

アウェイ、横浜F・マリノスのスタメン。
GK榎本哲也。
DF栗原勇蔵、松田直樹、中澤佑二。
MF田中隼磨、上野良治、河合竜二、ドゥトラ、奥大介。
FW山瀬功治、久保竜彦。
控えはGK榎本達也、DF那須大亮、MF吉田孝行、塩川岳人、狩野健太、FW坂田大輔、大島秀夫。

変わらぬいつものメンバー。例によって久保のワントップになるんだろう。
楽に勝てるとは思わないが、何か次につながる収穫は得てほしい。頼むぞ!

自分も応援してるんで、うまく撮れてなくてスマンです。
↑今日の応援。

14時になり、試合開始!
いきなり、エジミウソンがドリブルで仕掛ける。抜かれたらまずいところは河合竜二が対処したが、ファウル。
ここでエジミウソンがなかなか起き上がらない。担架に運ばれ、一度はピッチに戻るが、自ら交代を訴えて矢野貴章と交代。
新潟を食ってかかる!と言って先日食べたアルビレックス新潟カレーのトレカはエジミウソンだったが、エジミウソンを食ったことに成功…か?( ;´Д`)
こちらにとって好都合に間違いはないが、人の怪我を喜ぶのもなぁ。余計なことは考えず、勝利を目指すのみだ。

前半32分、上野良治のミドルシュート!これは右へ外れる。
もしかして、これがマリノスのファーストシュートになるんじゃないのか?遅すぎる!

前半終了。0−0。
前半に確認できたシュートは1本だけだった。(※正確には3本ほどだったらしい)

雨は少し弱まった。 マリノスくんも、ここにいてほしかったなぁ…。
↑ハーフタイム。

相変わらずフィニッシュが少ない。ボールを奪っても攻めが遅く、前線へ供給する時には相手のDFが戻りきってクリアされ、シュートまで至れない。
このままじゃダメだ!遅くスタジアム入りしてしまったから屋根下での応援になっているが、前列で空席を見つけたので、居場所を変える。
選手と共に強い雨に濡れながら応援しなくては!何が何でも勝つ姿勢を出すぞ!

後半開始!
前半に精彩のなかった久保竜彦や奥大介の交代はなし。
ハーフタイムにどんな指示があったか知らないが、好転することに期待するかない!

後半10分、田中亜土夢が抜け出す!やばい、1対1だ!
左足で放たれたシュートはGK榎本哲也が防げなかったが、ゴールポストに当たり難を逃れた( ;´Д`)。

後半13分、上野良治が右から抜け出し、シュート!
GKに弾かれたボールを田中隼磨が拾い、GKのいないゴールへシュート!
連続シュートも、ゴールライン上でDFに防がれ、久保が詰めるも決められず。しかし、チャンスはできてきたな。

後半23分、三田光に代えてファビーニョ登場。切り札を出してきたか。
ここまで攻め込んでゴールが奪えないとなると、面倒なことになる。

後半29分、ファビーニョの強烈なミドルシュート!
これは榎本哲也がどうにかはじき出し、コーナーキックへ逃れる。
しかし、このコーナーキックを千葉和彦にニアで合わせられ、ゴール。1−0。
GK榎本哲也が反応できなかったあたり、DFに当たるとかの変化があったと思われる。(後に河合竜二のオウンゴールと訂正される)
また同じ轍を踏みそうな嫌な流れだが、取り返すことを信じて応援するしかない!

後半34分、久保竜彦と奥大介を下げて、坂田大輔と大島秀夫を投入。後半頭からそうしてほしかった。
とにかくゴールを奪ってくれ!なた同じ負けは見たくないぞ!

後半ロスタイム、左サイドからのクロスに大島秀夫がヘッドで落とし、坂田大輔がゴールネットを揺らした!
歓喜に沸くゴール裏。しかし、自分は空気を読まず、副審が旗を上げているのを見つけてしまった。これはノーゴール。

試合終了。1−0。
結局今年も新潟で勝てなかった。

早いフィニッシュがない。
↑試合終了直後。

結局似た内容の繰り返し。
遅い攻めでフィニッシュに行けず、攻めきれなくなっては守りがこらえ切れず失点する。
それと、試行錯誤をしていないではないが、抱えている問題は、去年10月のアウェイ新潟戦と何ら変わらない。
ボールを持ったら攻撃参加する選手が前へ走る連動性、それさえあれば解決されると思うんだけどなぁ。
2ヶ月前はこのスタジアムで、日本代表のオシム監督が「まるで各駅停車のようだ」と遅い攻めを揶揄したが、これでは各駅ところか徐行運転。
鳥取県かどこかの、自転車に抜かれる列車じゃないんだから。

イタリアンとかいいよもう。さっさと駅前でラーメン食って帰る。
濡れて背中にユニホームが貼り付いたまま、シャトルバスに乗って新潟駅へ、新潟駅の待合室で弊サイトの更新作業を済ませ、お土産を購入。
お土産は懲罰も兼ねて、アルビレックス新潟カレーを2個購入。2個食べれば2人が怪我今度こそ試合でもアルビレックスを食ってしまえるかもしれないし、次がホーム戦でも事前に食べられるだろう。

上越新幹線に乗って、さらに東京駅からはしおさい号だか何かの特急列車に乗って、22時30分ごろ帰宅。
土・日きっぷが通りがかりの特急列車にも乗れたのが好都合だったな。
明日はその土・日きっぷで仙台へ行って、リフレッシュして来るか。


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