観戦記その464

2008J1リーグ第3節
カシマサッカースタジアム
鹿島アントラーズvs横浜F・マリノス

序盤で、早くも大一番。連勝・無敗同士で、優勝を争うには絶対に倒したい相手・鹿島アントラーズとの対戦。
昨年の序盤はなかなか初勝利が決められず苦戦していた鹿島だが、そこで若手が台頭し、小笠原満男の復帰で鬼に金棒状態になった。
こっちは桑原隆監督に変わったばかりで、新外国人助っ人もまだフィットしきれていない。完成度では明らかに鹿島が上だろう。
だが、完成度で劣るからこそ、この試合をモノにできれば完成度を高める上で大きく上昇できるはず。
最悪でも、完成度の差から考えて、引き分けられれば御の字。かなり重要な試合になってくるぞ。

前日に用事もあって、千葉入りしている。
試合当日の朝に千葉駅へ到着し、鹿島神宮行きへ乗り継げる成田行きの列車を待つ。
少し時間があったので、青春18きっぷをかざして千葉駅を出て、コンビニでお茶などを買っておく。
鹿島ではペットボトルは買いにくいからね。鹿島神宮駅の改札を出れば買うことはできるが、すぐに鹿島サッカースタジアム駅へ行く列車に乗り換えなければいけないかもしれないし、それまでの道中でも自由に飲食物を買えるわけじゃない。
で、千葉駅の北口?歩道橋の上の、小さな改札を出たところからコンビニへ行ったが、その歩道橋の街灯に2007年の横浜F・マリノス開幕戦のステッカーが貼ってある…。公共の場所に貼るのはやめようぜ。しかもよそのホームタウンで。
アンチ千葉の俺が疑われるだろ!( ;´Д`) いや、それでも、ここに貼る意味は良く分からないけど。
千葉駅から電車に乗って考えたが、あのステッカーは後日、寄ることがあったら剥がしに行く。誰が貼ったか知らんが。

12時半ごろ、成田駅に到着。
ここで鹿島神宮行きに乗り換え。ダッシュまではしなかったが、早歩きで乗り換えて座席を確保。
座っとかないと、ここから1時間立たされるからね。

鹿島神宮駅ではすぐに鹿島臨海鉄道の列車が来て、13時45分ごろ、鹿島サッカースタジアム駅に到着。
青春18きっぷで来ているので、精算や帰りの切符を買う必要はなし。しかし、雨が降っているなぁ…。
傘は持ってきていないので、帽子をかぶってスタジアムまで歩く。

スタジアムのアウェイ入場門に着くと、まだ入場待ちで並んでいる人がいる。
今日は13時開門なのでは…?45分以上経ってなお、入場できないとは…。

小雨が断続的に降ってます。
↑入場時の場内。

入場して、まずは10日前の反省を活かし、45リットルのゴミ袋で荷物を防水。
今回、ノートパソコンまで持ってきてしまったから、絶対に濡らすわけにはいかない。雨次第では、荷物をコンコースに退避させることも考えないと。
ただ、前回の雨だったら確実に浸水するが、今回の雨なら大丈夫そうだ。
今日の天気予報では雨は降らないはずだったんだけどなぁ。鹿島国の天気は読みにくい。

カシマサッカースタジアムのスタジアムグルメと言えばモツ煮が有名だが、みんなそれ目当てで並ぶので、別のを食べることに。
牛串焼きと豚串焼きを買うが、2本も食べるのは脂っこかったかも…。たい焼き(150円)も食べた。

ホーム、鹿島アントラーズのスタメン。
GK曽ヶ端準。
DF内田篤人、岩政大樹、大岩剛、新井場徹。
MF青木剛、小笠原満男、本山雅志、野沢拓也。
FWマルキーニョス、田代有三。
控えはGK小澤英明、DF中後雅喜、伊野波雅彦、MFダニーロ、増田誓志、FW興梠慎三、佐々木竜太。

一人挙げるなら、田代有三が一番の成長株になるのかなぁ。
どの選手も十分な役割を果たすし、若手とベテランがうまくやっていると思う。完成度は高いが、食らいつけない相手ではないはずだ。

こんな辺鄙なところへ毎回来ているのかと思うと、たいしたもんである。
↑鹿島アントラーズサポーター。

アウェイ、横浜F・マリノスのスタメン。
GK榎本哲也。
DF田中隼磨、栗原勇蔵、中澤佑二、田中裕介。
MF山瀬功治、ロペス、松田直樹、小宮山尊信。
FW大島秀夫、ロニー。
控えはGK秋元陽太、MF長谷川アーリア・ジャスール、水沼宏太、山瀬幸宏、乾貴士、FW清水範久、坂田大輔。

日本代表選手が戻り、浦和戦、札幌戦の布陣に戻った。だが、ナビスコカップで試合に出たアーリアや水沼宏太もいる。
ここで勝てれば、きっと勢いに乗れるはず!相手は前年覇者だろうが、撃破あるのみ!

ここまで来たら勝つっきゃないからね。
↑今日の応援。

16時になり、試合開始!

前半7分、ロペスのパスから大島秀夫が右に抜けて、右45度からシュート!
左に外れたが、この後何度も鹿島ゴールに迫るシーンがあった。

前半20分、鹿島のロビングに田代有三が足を伸ばす!
触られずにボールは榎本哲也の両手に納まるが、ヒヤリとしたぞ。

前半33分、自陣から組み立てようというところで、下がってボールを受けたロニーが山瀬功治にパスを出すが、息が合わず、ボールを奪われる。
奪った鹿島は、マルキーニョスが強烈ミドルシュート!榎本哲也が弾いた!
榎本哲也が弾いて一瞬安心してしまったが、ボールは無情にもゴールの中へ転がり込んだ。1−0。
ああ、やってしまったかロニー…_| ̄|○。あのパスミスから、失点に繋がってしまった。

前半終了。1−0。
先制点はやってしまったが、結構攻め込む展開ではあった。逆転できる可能性は十分にあるぞ。

雨が降るハーフタイム。
↑ハーフタイム。

後半開始!

後半22分、小宮山尊信が左サイドからドリブルで攻め込むと、中のスペースを見つけて切れ込み、右足シュート!入った!1−1。
まさか、あそこからニアをぶち抜くとは思わなかったぞ!名手・曽ヶ端準らしからぬ失点だが、雨が影響していたのかも。
(後日、映像を見たら、雨でバウンドが伸びた感じだった)
これで、また勝負は振り出しだ。バタバタ寝られての時間稼ぎはさせないぜ!

後半29分、山瀬功治がミドルシュート!曽ヶ端は見送った!
ゴールポスト直撃!( ̄□ ̄;
惜しかったなぁ。残念だが、惜しいシーンがあるということは、あと一歩で逆転ゴールを奪えるということ。
今一度ゴールに迫って、逆転ゴールを奪うのみ!

後半32分、ドリブルでサイドから攻め込むマルキーニョスに、栗原勇蔵がタックル!倒してしまい、笛が鳴る。
主審はペナルティスポットを指した。PKか…。
後日映像で見ると、わずかにファウルはペナルティエリアの外で、内側へ倒れたようにも見える。ボールはエリアに入っていない。
だが、どっちにしろ判定はPKであることに変わりがない。止めりゃいいんだ。
コンサドーレのGK佐藤優也だって、小笠原のシュートを止めたじゃないか。だから大丈夫。

小笠原満男、シュート!クロスバーに当たって外れた!
助かった!開幕戦のPK失敗が尾を引いたか、雨のピッチに思わぬ滑り方をしたか。
これで、流れはこっちに傾いてくるはず!

後半40分、左サイドの新井場徹が低いクロス、DFに当たるがダニーロにボールが渡り、シュートを決められる。2−1。
哲也や、DF何人かが天を仰いで倒れる。この失点は確かに重いが、諦めないでくれ!

後半ロスタイム、小宮山尊信に代わって清水範久が入る。
さすがにこの時間じゃ、ジローとて何も対処しきれまい…。

試合終了。2−1。
負けた。やはり完成度の上で、相手が一枚上回っていたのかなぁ。

まだまだ3試合。顔を上げてまたがんばろう。
↑トップに使用した画像。

やはり完成度が高い分、相手が上回った結果なのだと思う。
それを象徴するように、パスミスからの失点。ここの連携がしっかりできていれば防げたはずだし、攻撃ももっと決められるものになったはず。
だが、未完成な状態でこれだけの勝負ができたのは自信にもなる。完成させれば今の鹿島を上回れるし、優勝だって十分狙える。
今日は上位争いで負けてしまったが、勝ち続けて鹿島にピッタリと並走すればいいさ。また次をがんばろう。

さて、鹿島国遠征は帰りが大変。
まずは鹿島サッカースタジアム駅から鹿島神宮行きを待つ。10分ほど待ったら、来た。

鹿島神宮からは臨時列車が出るらしいが、その前に時刻表どおりの佐原行きが来た。
臨時列車に乗ったほうがいいのか、同じなのか分からないが、周囲がみんな乗ったので自分も乗った。

でも、どうやら判断は正しかったようだ。佐原で千葉行きに乗り換え、千葉駅から横須賀線直通の総武線快速列車に乗って横浜へ。
総武線快速は今まで嫌ってほど乗ったからなぁ。津田沼とか市川とか、何度も見た車窓風景(っても夜だが)にうんざり。疲労感が増す。

横浜駅から東急東横線に乗り換え、22時ごろ帰宅。
明日からまた仕事だー_| ̄|○。


観戦履歴に戻る
かずひろの日記へ
トップに戻る