観戦記その571

2010J1リーグ第6節
日産スタジアム
横浜F・マリノスvsセレッソ大阪

ここまで横浜F・マリノスは2勝2敗1引き分け。
ホームでの湘南、川崎Fには快勝したが、神戸に攻めあぐね、清水にはミスから自滅。
快勝の立役者だった中村俊輔は3日前に無理をして日本代表の試合に出場し、怪我の痛みや疲労を溜めている。
おそらく、今日は中村俊輔がベンチスタート。ならばスタメンの選手が活躍して、俊輔抜きでもやれるんだと思わせてほしいところ。

先週に比べて寒くない、薄曇りの春。
↑入場時の場内。

今日で期限の青春18きっぷを1回分残してしまっていたので、それを使って菊名から小机を往復。
実にもったいない使い方だが、神戸や岐阜を往復することで一応元は取っている。(記念に持っていたいので、金券屋には売りたくないし)

ホーム、横浜F・マリノスのスタメン。
GK飯倉大樹。
DF波戸康広、栗原勇蔵、中澤佑二、田中裕介。
MF小椋祥平、狩野健太、清水範久、兵藤慎剛。
FW山瀬功治、渡邉千真。
控えはGK榎本哲也、DF金井貢史、藤田真人、MF中村俊輔、FW齋藤学、バスティアニーニ、坂田大輔。

やはり中村俊輔はベンチスタート。しかし、神戸や山形と違って今回の相手は守りが得意なわけではないはず。
ならば、快勝できたときのような活躍を見せられるはず!中村俊輔抜きで、ぜひ快勝してしまいたいところ。

真上から撮影、失礼しました。
↑今日の応援。

アウェイ、セレッソ大阪のスタメン。
GKキム・ジンヒョン。
DF羽田憲司、茂庭輝幸、上本大海。
MF高橋大輔、アマラウ、マルチネス、尾亦弘友希、香川真司。
FW乾貴士、アドリアーノ。
控えはGK松井謙弥、DF藤本康太、MF酒本憲幸、石神直哉、黒木聖仁、FW播戸竜二、家長昭博。

去年の夏に長居で1試合だけ見た。J2リーグでは屈指の攻撃力も、J1リーグでは並程度のはず。
何より、乾貴士に活躍させてはいけない!前所属クラブに後ろ足かけるように去っていった選手には天罰が下ってくれないと。

東海道新幹線で来たんですかねぇ。
↑今日のセレッソサポーター。

16時になり、キックオフ!

前半は、積極的にミドルシュートを含めた攻めでセレッソゴールに迫る。
セレッソ大阪もボールを奪って反撃に出るが、選手にも乾に仕事をさせたくない思いがあるのか、決定的なシーンを作らせない。

前半ロスタイム、栗原勇蔵にマルチネスがタックルに行ったところで笛。
ここでレッドカードが出て、マルチネスが退場!マルチネスはスライディング時に負傷したらしく、担架で運ばれて退場していった。

マルチネス退場直後にもセレッソゴールを攻め立てたが、0−0で前半終了。

後半、ゴールできればいいんだけど…。
↑ハーフタイム。

今年からハーフタイムに恒例となった、ジェット風船。
一部入場時に配布されなかったり、これまでより観客が減っていることもあり、風船が減った印象。
最初のうちは入場ゲートで無料配布していたが、300円で3個セットのをそろそろ買ってくださいねということなのでしょう。

後半開始!
ハーフタイムに選手の交代はなし。
10日前のナビスコ杯では焦れて中村俊輔を投入したが、今日は避けたい。メンバー交代の前に先制して、勝ち切ろう!

後半、やはり攻勢になる。セレッソ大阪は、もはや守り逃げるという明確な目標になっているはず。

ロスタイムは4分。
中村俊輔が右サイドで何度もキックフェイントをかけ、ファーサイドへクロス!
フリーの田中裕介がヘディングシュートを放つが、ボールは大きく枠を外れる。
いいアシストになりかけたが、中央で競った選手でボールが見えなかったのだろう。

その後もバスティアニーニが角度のないところからシュートを放つが、ゴールラインと平行になってしまい、詰めることもできず試合終了の笛。
その時セレッソ大阪のクルピ監督がピッチ内に乱入していたが、ホイッスルはやはり試合終了のものだった。

ミドルシュート打たないで何やってんの。
↑トップに使用した画像。

神戸で得たはずの教訓、何も生かされていなかった。
まさか神戸で勝てなかったのは審判のせいだと言って、守る相手の対策を何もしなかったんじゃないでしょうね?

守りに徹する相手をサイド攻撃で引き出すのはいいが、まともなラストパスが入らないんじゃ一緒。
守る相手を引き出すのはサイド攻撃だけじゃなく、ミドルシュートがあるはず。
だが、そのミドルシュートに自信がないのか、セレッソの守りは多少のミドルを打たせてでもスペースを与えないものに見えた。
むしろヴィッセル神戸が守りで結果を出したことで、セレッソ大阪はそこから必勝法を見つけてしまったのかもしれない。
始めから守るつもりではなかっただろうが、マルチネス退場で守りきればOKという状況ができてしまった。

もちろんサポーターの前に来る選手へはブーイングが起こる。
自分はブーイングする気にすらなれなかった。怒りを通り越して、呆れも通り越して、どうしていいかもわからなかった。

来週の山形へは経済的な面や試験前という状況から行かないけど、4日後のナビスコ杯磐田へは行けたら行こうと思う。
ナビスコ杯は若手の活躍が期待される場だし、こういった閉塞感を打開する若手の、快刀乱麻の活躍が見られればいいのだが。


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